機体登録記号標(ナンバープレート)ABOUT

当社の機体登録記号標(ナンバープレート)の特長

製品仕様について


【材質】A5052P-H34(重量区分25㎏未満用) SUS304相当(重量区分25㎏以上用)

母材に使用しているA5052P-H34は、融点が約660℃と比較的低いものの、光を反射しやすく、熱伝導性にも優れているため、実際には溶解しにくい特性を持つ材料です。

また、耐衝撃性や耐候性、耐水性、耐薬品性に加え、非磁性であること、そして軽量である点からも、無人航空機への搭載に適した素材といえます。加えて、飛行時における電波への影響が極めて少ないことも、この材質を採用する大きな理由のひとつです。

なお、重量区分が25kg以上の機体に対しては、さらなる強度と耐久性を確保するため、SUS304相当の材質を使用しています。

【表面処理】二次電解着色(重量区分25㎏未満用)

当社の登録記号標には、耐候性・耐熱性に優れた「二次電解着色法」を採用しています。

この着色法は、母材表面を電解処理によって改質し、そこに酸化皮膜を生成しながら着色する技術です。塗装とは異なり、表面に塗膜をのせるのではなく、母材そのものに着色層を形成するため、剥がれの心配がありません。

また、顔料や塗料を一切使用していないため、紫外線にさらされる屋外環境でも脱色や退色の心配がなく、半永久的に美しい色調を維持することが可能です。

生成される酸化皮膜は、セラミックに近い特性を持っており、短時間であれば直接炎にさらされても問題なく、さらに母材の高い熱伝導性との相乗効果により、極めて溶解しにくい耐熱性能を発揮します。

※25kg以上の重量機体に使用する製品には、ステンレスへの特殊着色処理を施しています。

【大きさ】縦10mm×横20mm(重量区分25㎏未満用) 縦40mm×120mm(重量区分25㎏以上用)
無人航空機登録要領に則した文字サイズを表示できる大きさを設定しました。
【厚さ】0.5mm(重量区分25㎏未満用) 1.0mm(重量区分25㎏以上用)
重量や耐久性などを考慮し設定しました。
【重量】約0.2g(重量区分25㎏未満用) 約36g(重量区分25㎏以上用)
軽量で無人航空機の飛行に影響を与えません。
【記号の表示方法】レーザー刻印
レーザー刻印により、母材に直接記号情報を彫り込む方式を採用しています。
印刷にありがちな擦れや消えといったトラブルは一切ありません。また、レーザーによる表面処理後には不動態皮膜の再形成処理を施し、耐久性と防錆性を確保しています。
【表示書体】FE-SCHRIFT
ドイツで『ナンバープレートの偽造を防止する目的で開発された字体』であるFE-SCHRIFTを採用しました。
この書体は、視認性も優れています。
【固定方法】米軍MIL規格準拠品の接着剤

米軍MIL規格準拠品の高性能接着剤を採用。

取り扱いが難しい接着剤であるため、出荷時にあらかじめ記号標の裏面にシール状に加工してお届けします。

フィルムを剥がすだけで簡単かつ強力に貼付可能です。
一般的なシールでは密着しにくい、ザラつきのある機体表面にも確実に装着できます。

※貼付方法を詳しく解説しておりますので、こちらをご覧ください。

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